いい箸で食べたい

 お箸の善し悪しは、料理の味を左右すると言っても過言ではありません。お箸は、食事の際、フォークやナイフと 比べ、唇や歯や舌に直に

接触する率が高いからです。お箸の臭い、形、堅さ等は、煮物、焼き物、汁物、麺類、ご飯類、料理の味に微妙に影響します。

 一流の味、本物の味、料理の内容にこだわれば、直接、そのお料理を口に運ぶお箸にも、こだわりが生まれてくるように思います。

 最近は、コンビニ弁当や立ち食いや激安料理店で安く食事を済ます傾向にあり、お箸も、外国製でささくれが多く、折れ易く、鼻につくよな臭いさえある粗末な箸が目に付きます。

 食事が、ただ食べればいい、箸は、ただ使えればいいでは、食事の楽しみは半減してしまうのではないでしょうか?

 食事から、精神的豊かさや充実感を得る為に、「いいお箸で食べたい。」と、こだわりを持っても良いのではないでしょうか?

 ただ食べるのではなく、美味しい物を、美味しく食べて、豊かな気分になりたい。

 一期一会という言葉がありますが、食事もまた、一期一会です。一度一度を大切にしたい。

「いいお箸で美味しいお食事を」というのが私共の願いです。