箸は使い捨て文化の象徴として永続しているのは、日本人が汚れけがれを忌み嫌う独特の宗教観に根ざしているからです。

しかし一連の無駄使い論により、使い捨ての割り箸が有限の森林資源の無駄使いと不名誉なクローズアップをされ、不本意な理解をされることも未だ見受けられます。
  割り箸の材料となる「木」は、建築用材料の残り「端材」「廃材」や、植林中に間引きをした「間伐材」など、もともと捨てるものを無駄無く使っています。
 木材建築材料に使われる木材は杉・桧などを多く材料としています。

建材として原木の中心部のみを使用し残りの部分は、使えません。

割箸を作る材料として、この「端材」「廃材」を加工して箸を作ります。

また、メルクシマツ・アスペンなど低利用木材は、 割箸だけでなくパルプ用チップ・合板など他の加工用材料と同時に採取されております。

これらの通り、他の材料の残りを利用して丸々一本の木を余すこと無く使い切っているわけです。

それにより産業廃棄物として焼却しないで済むわけで、二酸化炭素の増大やダイオキシンの発生などを防いでいるのです。
又、植林をする際、森林を健全に育成するため、また優良な木を生育させる為に間引きをおこないます。

この間引きをした「間伐材」を利用しています。間伐材を利用することは過度な伐採をさせず、森林を守ることにつながります。
そして伐採された山林地には再植林する事で「無限資源」として活用されると共に土壌の改良に寄与しているのです。

製品になるまでの流れ